経皮毒は、皮膚の状態でも吸収されやすくなる!
2016/11/24
皮膚にキズや病気があると…
本来、皮膚のバリア機能は鉄壁で、外からの刺激や異物の侵入をかた〜く守ってくれています。
ですが、皮膚にキズやしっしん、かぶれなどの病気があると、その部分はとてもとても弱くなっていて、バリア機能がはたらいてくれません!
つまり、いつもの健康な状態なら入って来ないはずの毒が、このときばかりは侵入してくることになってしまうのです!
皮膚のどこかに傷や病気がある場合は、特に合成洗剤に注意しましょう!
どうしてもの場合は、薄めるか、使う回数を減らすなどして、できる限り遠ざけてくださいね!
それに、アレルギーやアトピー体質の方というのは、他の人は害のない物質にも反応してしまい、しっしんなどの炎症を起こしてしまいますね。
実はこれ、皮膚に触ったものに反応しているとは限らないんだそう。食べ物、洗剤、化粧品、衣服、アクセサリー、ハウスダストなど、アレルギー反応を引き起こすものはいろいろあります。
普段からアレルゲンに気をつけて生活し、また、皮膚炎がある時は、合成界面活性剤が含まれた製品を使うのは、避けましょう!
経皮毒の吸収が年齢に関係ある?
赤ちゃん、子ども、思春期、成人、熟年、老人…と、それぞれに皮膚の状態は違いますね。
そうなんです、経皮吸収される割合も、年齢によって違うという研究報告があるんです。
さて、成人と子ども、どちらが皮膚吸収率が高いと思いますか?
研究によると、アレルギー治療薬のステロイド剤を使って、皮膚からの吸収率を検証したら、成人に比べて子どもの方が吸収率が高かったのです!もちろん、それに伴って副作用も多く出るのだとか。
なぜ子どもの方が吸収率がいいかというと、バリア機能の強さに関係しているそうです。
つまり、赤ちゃんや子どもの皮膚は、まだ皮膚のバリア機能が弱いのですね。
ということは、赤ちゃんや子どもこそ、経皮毒から守ってあげないといけないのです!
できる限り、合成界面活性剤を使っていない安全なものを選んであげてください。
特に赤ちゃんは、皮膚のバリア機能が未成熟なばかりでなく、吸収されてしまった化学物質を分解したり解毒したりする力もありません。
ボディソープ、入浴剤、おむつ、おしり拭き、洗濯洗剤など、本当に気をつけてあげたいですね!
ベビー用、子ども用と書かれていても、安全とは限りません!
自分で成分表をよく見て、しっかりと選びましょう。
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