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有害物質が血液に流れたら、どうなるの?

      2016/11/24

有害物質が血液に流れたら、どうなるの?

肝臓がどんなに優秀な化学工場で、解毒作用があったとしても、肝臓の能力以上の有害物質が身体に入ってきたらどうなるでしょう?

肝臓だって無限に毒を消せないし、腎臓だって能力に限界があります。

彼らが限界を迎えてしまったら、臓器が病気になったりと、身体の調子が悪くなってしまうんです。

血液に入り込んだ毒はどうなる?

有害物質が血液に流れたら、どうなるの?
肝臓は、食べ物として入ってきた毒性の強いものの90%を解毒すると言われているけど、それでも全部じゃありません。

では、残りの有害物質はどこへ行くかというと、血液に流れこんでしまうの。

しかも、経皮毒や呼吸からの吸入で入り込んできた有害物質は、肝臓を通らないから、直接血液に流れ込むのね。

こうして血液は、酸素を全身に送り届けながら、使わなくなった細胞や細菌やウイルスの死骸、老廃物、有毒物質を集めて流れていきます。

全身をめぐる途中で、一部は汗と一緒に外へ出て行くそうよ。そして、ほとんどの不要な物質は、腎臓でろ過されて、尿になって出て行くのね。

つまり、汗をかいたりおしっこを出すということは、大切なデトックスということなの。溜め込まないように注意しましょうね。

それでも残った毒は?

肝臓や腎臓が一生懸命働いて、汗や尿で出て行ったとしても、まだ残った有毒物質があります。それは、血液がもう1度肝臓を通る時に解毒作用を受けることができるの。

ただし、長く身体の中をめぐっているから、有害化学物質が身体のあちこちに溜まったりしてしまうのです。健康に影響が出てしまうのは、この血液の流れにのって毒が運ばれている最中なんですって。

●とにかく毒を入れないこと!

有害物質が血液に流れたら、どうなるの?
こうして、肝臓や腎臓のおかげで、身体に入ってきた毒は、血液がめぐるたびに薄まっていくはず…なんですが、わたしたちは、1度しか有毒物質を入れない訳ではありませんよね。

1つの毒を解毒し終わる前に、新しい毒を次から次に入れたら、どうなるか、もうわかりますよね?

そうです。

肝臓の解毒能力以上に毒を大量に入れたら、当たり前ですが解毒できなくなって、血液中の毒はどんどん濃くなっていくはず。

そうなると、身体のあちこち(特に脂肪)に蓄積されてしまって、不具合が出てきやすくなってしまうのです。

処理能力に限りがあるのだから、まずわたしたちにできるのは、毒を入れないこと!肝臓や腎臓にも余計な負担がかからず、長いこと健康で働いてくれることでしょう。

食べ物だけでなく、特に経皮吸収に注意しましょうね!

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