産まれてくる子どもたちに、受け継がれてしまう経皮毒の恐怖!
2016/11/24
皮膚から浸入してくる有害物質は、お母さんのお腹の中にいる時に、赤ちゃんに受け継がれてしまいます。赤ちゃんは、色んなものを両親やその祖先から受け継ぐ訳ですが、これはできれば受け継がせたくないものですね!
特にこれから赤ちゃんを産みたいと思う女性に、気をつけていただきたいことです。
どうして赤ちゃんに受け継がれるの?
結論から言えば、母親の身体に蓄積されているある主の金属や、分子サイズが小さい化学物質は、胎盤を簡単にすり抜けてしまうからです。
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で、羊水からやへその緒を通して胎盤から栄養や酸素、水分やホルモンなどを受け取っています。
ここにもともと有害物質が含まれているとどうなるでしょう!
赤ちゃんは、まだまだ未成熟なので自分を守るバリア機能が発達していません。だから、お母さんからの有害物質を、そのまま胎内で受け取ってしまうのです。
赤ちゃんは、卵子と精子が出会い、受精して子宮に着床してから細胞分裂をはじめます。もちろんまだ人間の姿をしていなくても、脳や心臓など、重要な器官が作られている大事な時期なのです。もしかしたら、お母さんはまだ妊娠に気付いていないかも。
皮膚バリアは出来上がっていないし、肝臓の解毒作用だってまだ働いていません。血液から脳に入る有害な成分をせき止める機能も、一度受けたホルモン作用を元に戻す力もありません。
おなかにいる赤ちゃんは弱い存在だからこそ、お母さんには何の異常も出なくても、大人では考えられないような影響を受けることがあることを、よく覚えておいてください。
水俣病でみる継世代毒性
1950年代に起こった公害病である水俣病は、水銀に汚染された魚を食べたことによって障害が出ていました。しかし、直接魚を食べて母親は発症しなかったのに、その母親から産まれた赤ちゃんに、重度の脳障害や神経障害が見られたというのです。
このように、大人にとっては何でもなくとも、お腹の赤ちゃんにとっては重大な影響があるのですね。
有害化学物質は、母親の身体を通して、赤ちゃんにまで重大な影響を与えてしまうのですね。女性は自分だけでなく、将来の子どもたちのためにも、経皮毒に注意しないといけないですね!
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