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異物であるアレルゲンを追い出そうとするのがアレルギー

      2016/11/24

異物であるアレルゲンを追い出そうとするのがアレルギー

異物であるアレルゲンを追い出そうとするのがアレルギー

最近増えてきたアレルギー体質、さまざまな環境が関係しているとも言われますが、そもそもアレルギーを起こす仕組みはどうなっているのでしょうか?
 
 

アレルギーの原因とは

アレルギーが起きるというとき、原因となっているのはアレルゲンというものです。アレルゲンは抗原という呼び方もされていて、実はタンパク質がほとんどであると言われているのです。

小麦などのアレルギーを持っている人は多いですが、これは小麦の中に含まれているタンパク質部分に体が反応しているということになります。花粉やダニなどのハウスダストにおいてもこれらに含まれているタンパク質部分に反応しているのです。

そして、主な原因となっているタンパク質はそれぞれ違う構造を持っていて、その構造の数は数千万種類以上と言われるほど膨大な数になっています。
 
 

異物であるアレルゲンを体内から追い出そうとするのが免疫

私たちの体に入ってきたタンパク質の中で異物と判断されたものは体の外に出そうとしていきます。異物としては、私たちの周りにはたくさんの病原体や物質が存在するので、害と感じるものは非自己とみなして外に追い出そうとします。これが、つまり免疫なんです。

しっかりと免疫力を発揮するためには体内で免疫グロブリンが生成されています。Igという略称でも言われています。

この中のIgE抗体と呼ばれるものがアレルゲンと反応することでアレルギーが起きると考えられています。この時には脂肪細胞がヒスタミンなどといった炎症性の物質を出し、体に害のある物質が入り込んできたら全身に知らせてくれます。知らせるサインとしては、さまざまな部位で免疫が異常に反応したりして機能が破綻してしまうと、その時点でアレルギーが起きるようになります。

タンパク質がアレルギーの主な原因であることが多いといわれていますが、私たちの生活の中ではいろんな食品にこのタンパク質が含まれているのも事実です。そのため、気づかずに食べて体がアレルギー反応を起こすこともあるということです。
 
 

アレルギーの出方はさまざまです

ヒスタミンが放出されていく部位によって、起きるアレルギー症状は異なってきます。鼻水や目のかゆみ、肌の乾燥、息切れなどと症状も1つにとどまりません。このアレルギーは最初感じ始めた頃には症状は軽い場合が多いです。それが、徐々にエスカレートしていくと症状がひどくなっていき、命に関わってくる危険も出てきます。

体を守るために体内でも細胞たちが必死で戦っていますが、症状を感じるようになると不快な日々が続きます。人によって反応する物質や食べ物は異なってきますが、最初の症状を見逃さないようにすることで、アレルギーをひどくさせずに済むでしょう。ほんの小さな症状でもいつひどくなるかわかりません。アレルギーが起きる仕組みを考えると、自分自身の体も一生懸命頑張ってくれていることがわかりますね。
 
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