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お肌ってどうなってるの?その1

      2016/11/24

お肌ってどうなってるの?その2

お肌ってどうなってるの?その2

皮膚は「最大の臓器」

合成界面活性剤をお肌に付けるとどうなるのか?
なぜ合成界面活性剤が悪いのか?
どんな種類があるのか?
などなどお話してきましたが

今日はちょっと目線を変えまして

そもそもお肌ってどうなってるの?
というお話をしたいと思います。

皮膚は私たちの身体の中で「最大の臓器」です。
「臓器」というと、心臓や肝臓などのグロイものを思い浮かべますが笑

一番外側にある臓器なんです。(全体重の約16%らしいです。さあ計算してみよう。)

その役割は主に「外の刺激から体の内部を守る」こと。

例えば、紫外線・刺激・寒さ・暑さ・化学物質などなど・・・・
そういったものから大切な内臓を守るために、バリアを張ってくれているのです。

紫外線を浴びてシミが出来るのは、肌を黒くして紫外線から内部を守ろうとするからです(嫌ですけどね)
怪我をして「痛い」と感じなければ、熱いものに触れて「熱い」と感じなければ
大怪我・大やけどをするでしょう。

暑ければ汗をかいて体を冷やそうとし、寒ければ鳥肌を立てて体内の熱の放出を防ごうとします。

そして、化学物質などが内部に侵入しないようにある一定の分子量(分子の大きさ)のものでないと体内に侵入しないように出来ています。

すごーくすごーくすごーく細かいネットで、網を張っているようなものです。
例えば、水は分子が大きいので皮膚を通過できません。
もし水が皮膚からどんどん浸透してしまったら、お風呂に入るだけで体がぶよぶよになってしまいますし
海や川に入れば、ありとあらゆるバクテリアや細菌が水と一緒に皮膚から体内に入ってくる事になります。

恐ろしいですよね( ゚ ▽ ゚ ;)
そうならないために皮膚があるのです。

ただ、分子の小さい物質はお肌を通過して体内に入ってきます。
それを利用しているのが病院で処方される「貼付薬」です。

風邪をひいて、咳がひどい時に「気管支拡張剤」のホクナリンテープ等を処方された方は多いのではないでしょうか?
また、禁煙補助剤としてニコチンが含まれたテープもありますし、更年期症状緩和のためにホルモン剤のテープもあります。

私も最初ホクナリンテープを処方された時
「飲んでもないのに薬が体内に入るんかいな???」と、ちょっと半信半疑でしたが
貼って寝ていると、心臓が異常にドキドキして冷や汗がでる・・・という副作用が出まして・・・

薬効いてる( ̄□ ̄;)
と確信した事があります笑

これらの薬品は、皮膚を通してダイレクトに血管に薬剤が取り込まれるため
吐き気がある時にも使用できるし、胃や、薬を分解する肝臓にも負担がない・・・という利点があります。
また、皮膚科で処方されるいわゆる「ステロイド剤」なども体内にまで浸透します。

なので医師の指導の元、慎重に使用する必要があるわけです。

皮膚には、通過できるものと通過できないものがある・・・というのはご理解いただけたでしょうか?
ではではよくCMで流れてる

肌の奥までぐんぐん浸透!高保湿!!

と謳っているお化粧品はどうなるのでしょうか?

化粧水や美容液は、本当に肌の奥まで浸透しているのでしょうか?

次回はそのお話をしたいと思います(°∀°)b

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