肌にやさしい洗浄剤を使わないといけない理由
2017/01/17
そもそも、肌にやさしいってどういうこと?って思いません?
アトピーだったらもちろん、アレルギーのある人も、肌に合わない化粧品やクレンジングや洗顔ばっかりで、うんざりしてるわね。
ものすごく大元のところで、肌にやさしいってどういうことなのか、今回は掘り下げてみるわね。
わたしたちがお肌と呼んでいるところは、表皮といって、その一番外側にあるのが角質層。
角質層って、実は死んでる細胞って知ってた?
でも、生きてる細胞にはできない、すごいことができるのよ。
それは、身体の内側にある水分を逃がさないという保湿と、外からの刺激を中に入れないバリアという、2つの働きなの。
こんな重要なことを、たった0.02㎜の角質層がやってるって、すごくない?
お肌には、強力なバリア機能があるっていうけど、角質層のおかげだったのね。
角質層が10〜20%の水分を保っている時、肌は潤っているのよ。
皮脂や汗からできている「皮脂膜」は、角質層の表面を覆っていて、水分が蒸発するのを防いでくれてるの。皮脂って悪者だとばかり思ってたけど、保湿に一役買ってたのね!
しかも、角質細胞の中にある天然保湿因子(NMF)っていう保湿成分が水分をたくさん持ってて、それをセラミドっていう成分が取り囲んで水分を逃がさないようにしているという訳。
セラミドって、聞いたことある人も多いと思うけど、「細胞間脂質」とも呼ばれていて、みずみずしいお肌には欠かせないものなの。
例えば、コップに水を入れて1週間も置いておいたら、水は蒸発して量が減ってしまうわよね。でも、水の上に油をたらすと、油は水に浮いてふたになってくれるから、水は蒸発しないの。
セラミドって、この油の役割をしてくれているのよ。
じゃあ、どうしてお肌は乾燥するのかしら?
それは、この大切な油の役割をしているセラミドを、角質層から奪ってるヤツがいるからなのよ!
それが、界面活性剤。
特に、硫酸系洗浄剤、グルタミン酸、アミノ酸系の洗浄剤は、角質層のバリア機能を破壊してしまうのよ。
そう、せっかく油でフタをしていたのに、界面活性剤がそのフタを取り去ってしまうのね。
角質層からセラミドが奪われてしまったら、バリアは壊れて肌の水分は蒸発してしまうわ。バリアが壊れてるんだから、もちろん微生物やアレルゲンがそこから侵入してくるって訳。
だから、お肌にとってやさしい洗浄剤っていうのは、角質層を壊さない洗浄剤のことなの。
健康なお肌には、界面活性剤が大きく関係していたのね!
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