洗濯や食器洗い、洗剤にたよらない方法はないの？
2017/03/07
当たり前のように、洗濯するときは洗剤を、食器を洗う時は食器用洗剤を使ってない？実はね、汚れのほとんどは水で落ちるのよ。
まずは、洗濯について説明するわね。
衣類についている汚れって、何かしら。汗、チリ、ほこり、ドロなんかよね。だから、半分以上の汚れが水で落とせるの。ただし、油汚れやタンパク質の汚れは水だけでは落ちないわ。だから、石けんや合成洗剤なんかの界面活性剤が必要になってくるのね。
それに、現代では全部洗濯機がやってくれるけど、汚れを効率よく落とすには、衣類をこすったり、もんだり、たたいたり、ぶつけたりして汚れを浮かせて、水と汚れを乳化させてから洗い流すといいのよ。昔はこれを全部手作業でやってたのよね。
この水と物理的な力と、洗剤が、洗濯の3大要素ともいえるわ。
石けんの洗浄力は実は合成洗剤より高いのよ。ただし、それには手で部分洗いをしたり、洗濯機の回転の力が必要なの。もちろん、水よりお湯の方がよく落ちるわよ。石けんの効果が一番出るのは、30〜50℃のお湯なの。お風呂に入った後、汚れのひどいものは、すぐに石けんで部分洗いすると、洗濯機にたくさん洗剤をいれなくてもすむわね。
ちなみに、昔は手作業だった洗濯のこすったりもんだりたたいたりは、現代ではたて型のドラム式の洗濯機が似た洗い方ができるんじゃないかしら。ドラム式は水や洗剤の量も少なくてすむっていう特長もあるし、衣服も傷みにくいのよ。
そして、食器を洗う時だけど、これも水・洗剤・物理的な力の３つを最大限に引き出してあげると、水も洗剤も少なくてすむわ。まず、水で落ちる汚れは水で流しておくの。もちろん、この場合でもお湯の方が効果的よ。水だけでは落ちない油汚れも、お湯なら落ちやすいものね。
そして、石けんをスポンジにつけて物理的な力でこすって、汚れを乳化させるの。よくすすぐことは大事だけど、すすぐ時もお湯の方が汚れが落ちやすいわね。
ちょっとしたことで、洗剤をたくさん使わずにすむから、ぜひ実践してみて！もちろんお肌にもやさしいから、手荒れにも効果的よ！
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